時の栞・翡翠工房

速すぎる時の流れに栞を挟みたい 一日一日が特別な日になるように ☆写真と俳句で綴る日々の出来事☆

吾輩は猫である いや漱石だろ?


夏目漱石草枕
やっと読み終えたので
お次は「吾輩は猫である」に
挑戦 (=゚ω゚)ノ

草枕よりだいぶ読みやすいです。

学生の頃に読んでおくものだと
思いますが、勉強嫌いだったので
こんな中年になってから
読んでおります(^-^;



猫の飼い主、苦沙弥(くしゃみ)氏が
奥様から家計のことを
言及されたときに取った行動が
けっこうウケました。

奥様と対峙しながら
鼻毛を抜いて原稿用紙の上へ植え付け、
これがピンと立って、
吹けども飛ばない強粘着 (≧◇≦)



さらなる奥様の問い詰めに
ますます鼻をほじり
赤、黒と色のついた毛の中に
白い鼻毛を見つけ、
奥様の顔の前に。

「あら、いやだ」

「ちょっと見ろ、鼻毛の白髪だ」

苦沙弥氏はそれに感動し、
奥様は笑いながら茶の間へ。

漱石さま
これ実体験ですか( ̄▽ ̄;)

猫が冷ややかに見ている
シチュエーションにウケつつ
今だったら漱石の千円札に
もっと愛着を持てたかもと
思うのでした。

漱石の千円札や猫の恋 翡翠  

猫の恋 春の季語